前回は家について書きました。
住宅費は人生で一番大きな固定費になりやすく、収入ではなく資産残高を基準に決めることが大事という話でした。
今回は車です。
車は買った瞬間から大きな固定費になる
車は便利です。でも持った瞬間から、かなりの固定費がかかり始めます。
- 車両代
- 保険
- ガソリン
- 駐車場
- 車検・税金
これらが毎年続きます。家と同じくらい、家計に影響する支出です。
10年所有するといくらかかるか
国産ミニバンを10年所有した場合をざっくり計算してみます。
| 項目 | 費用(概算) |
|---|---|
| 車両代 | 約350万円 |
| 駐車場(月1万×10年) | 約120万円 |
| 保険(年6万×10年) | 約60万円 |
| ガソリン | 約60万円以下 |
| 車検・メンテナンス | 約50万円 |
| 税金 | 約40万円 |
| 合計 | 約680万円 |
10年で700万円近くかかる可能性があります。
車を持たない選択の価値
もし10年間車を持たなかった場合、この700万円近くを貯金・投資・教育費などに使えます。
700万円を年利5%で10年運用すると、約1,140万円になります。
車を持つか、資産1,000万円に近づくか——そのくらいの差が出る可能性があります。
だから自分は37歳まで車を持ちませんでした。資産がある程度貯まるまでは、固定費を増やしたくなかったからです。
一括か、ローンか
車を買うときによく議論になるのが、一括かローンかです。
自分の考えはシンプルで、資産残高で判断するということです。
お金が余っているなら一括が合理的です。ただし、貯金や投資を削ってまで一括にする必要はありません。
大事なのは資産残高を維持すること。貯金・投資を崩してまで一括にするくらいなら、低金利のローンを使いながら資産を守る方が合理的です。
自分の場合は100万円だけローンを組み(金利1.5%)、手元にお金があったので1年後に返済しました。投資に回すわけでもないお金なら、金利を払い続ける意味がなかったからです。
車も資産残高で決める
家と同じで、車も「収入が増えたから買う」ではなく「資産に余裕ができたから買う」という順番が大事です。
収入は上がることもあれば下がることもあります。でも資産は自分が積み上げてきたものです。資産残高を基準にすると、判断がブレにくくなります。
まとめ
- 車は10年で700万円近くかかる可能性がある
- 資産が貯まるまでは持たない選択も合理的
- 一括かローンかは資産残高で判断する
- 貯金・投資を削ってまで一括にする必要はない
- 収入ではなく資産残高を基準に決める
次回:なぜ多くの人は貯金できないのか④ 保険編