「楽天経済圏がお得」「PayPayのポイント還元がすごい」——こういう情報をよく見かけます。
ポイントを上手に使うのは悪くないです。ただ正直に言うと、ポイントより先にやることがあると思っています。
ポイント還元1%の本当の価値
ポイント還元率1%というのは、100円使うと1円戻ってくる仕組みです。
月10万円使っても、戻ってくるのは1,000円。年間で12,000円です。
悪くない金額ですが、冷静に考えると——
固定費を月1万円下げると、年間12万円。ポイント還元の10倍の効果です。
サブスクを見直す、保険を掛け捨てに変える、格安SIMに乗り換える——こういった固定費の見直しの方が、ポイントを追いかけるより圧倒的に効果が大きいです。
ポイントのために行動を変えるのは本末転倒
ポイント経済圏で気をつけたいのが、ポイントのために行動を変えてしまうことです。
ポイント5倍デーに合わせてまとめ買いする。ポイントが貯まるからという理由で必要以上に使う。還元率を上げるために年会費のあるカードを作る。
これらは「ポイントを貯めるために余計なお金を使っている」状態です。
ポイントは買い物の結果としてついてくるもの。ポイントのために買い物をするのは順番が逆です。
経済圏に囲い込まれるリスク
楽天経済圏・PayPay経済圏・d払い経済圏——特定のサービスに集中するほどポイントが貯まりやすい仕組みになっています。
ただこれは裏を返すと、一つの経済圏に依存する状態でもあります。
サービスの改悪・ポイント還元率の引き下げ・サービス終了——こういったリスクに対して脆弱になります。実際に楽天経済圏はここ数年で還元率の改悪が続いています。
ポイントの原資は誰が払っているか
そもそもポイント還元の原資はどこから来るのか。
企業がポイントを出すためのコストは、商品価格や手数料に転嫁されています。つまりポイントの原資は結局消費者が払っている部分があります。
「ポイントなしで安く買える」方が、本質的にはシンプルでお得なケースも多いです。
自分のスタンス
楽天もPayPayもd払いも使っています。ただポイントを意識して行動を変えることはほぼしていません。
使いやすいから使う。ポイントはついてくればラッキー程度の感覚です。
妻はポイントDAYにまとめ買いをしています。それはそれで合理的な面もあります。ただ自分は、ポイントのために時間や労力を使うより、その時間を別のことに使う方が合っています。
ポイントより先にやること
まとめると、ポイントを追いかける前にやることがあります。
① 固定費の見直し 住宅・車・保険・サブスク——ここを1万円下げるだけでポイント還元の10倍の効果があります。
② インデックス投資の積み立て ポイント還元率1%より、インデックス投資の長期利回り5%の方が圧倒的に大きい。毎月の積立額を1,000円増やす方が、ポイントを追いかけるより効果的です。
③ 使いやすいサービスを選ぶ ポイント還元率より、日常的に使いやすいかどうかで選ぶ。ポイントはついてくればラッキー程度に考える。
まとめ
- ポイント還元1%より固定費を月1万円下げる方が10倍の効果
- ポイントのために行動を変えるのは本末転倒
- 経済圏への依存はサービス改悪のリスクがある
- ポイントの原資は結局消費者が払っている部分がある
- ポイントはついてくればラッキー程度に考える方がシンプルで楽
ポイントを上手に使うのは悪くありません。ただポイントを追いかける前に、固定費の見直しと積み立て投資の方が先です。
地味ですが、これが一番効果的な家計改善だと思っています。
