このシリーズでは、なぜ多くの人は貯金できないのかというテーマで、家・車・保険について書いてきました。
最終回は、自分自身の話を正直に書こうと思います。
年収の高い友達を見て、憧れた
20代〜30代の頃、年収の高い友達が車を買ったり、家を買ったりするのを見て、正直憧れました。
若いうちはそういうものだと思います。「いいな」と思うのは普通の感覚です。
でも自分は結局、使いませんでした。
理由は2つあります。節約思考・貯金思考が染み付いていたこと。そして当時は「借金は悪」という考えが強かったことです。
借金は悪、という考えだった
若い頃は、借金に対してかなり否定的でした。
ローンを組むこと自体が怖かった。だから車も家も、できる限り先送りにしていた部分があります。
今思うと、この感覚は半分正解で半分は違うと思っています。
良い借金と悪い借金の区別
40代になって気づいたのは、借金には「良い借金」と「悪い借金」があるということです。
悪い借金は、消費のための借金です。リボ払い・高金利のカードローン・生活費のための借り入れ。これらは資産を削るだけです。
良い借金は、資産を守りながら低金利で使う借金です。住宅ローン・低金利のマイカーローンなど。手元の資産を温存しながら、必要なものを手に入れる手段として使えます。
若い頃は「借金=悪」と一括りにしていましたが、今は目的と金利で判断するようになりました。
本当に必要なものにはお金を使う
もう一つ変わったことがあります。
以前は節約・倹約が目的になっていた部分がありました。でも今は違います。
本当に必要なものには、ちゃんとお金を使う。
家族との時間、子どもの教育、健康——こういうものにはお金を惜しまない。でもそれ以外は身の丈に合った生活を続ける。
このバランスが、今の自分の考え方です。
収入ではなく資産残高で生活水準を決める
シリーズを通じて伝えたかったことは、一つです。
生活水準は収入ではなく、資産残高で決める。
収入が上がったから家を買う、車を買う、保険を増やす——このパターンが、お金が貯まらない一番の理由だと思っています。
収入は変動します。でも資産は、自分が積み上げてきたものです。
資産残高を基準にすると、生活の判断がブレにくくなります。そして資産が増えると、人生の自由度が上がります。
100点を目指さなくていい
一つ、正直に言います。
自分も完璧にできているわけではありません。このシリーズで書いた「合理的な方法」を、すべて実践できているかというと、そうでもない。
それでいいと思っています。
大事なのは、合理的な方法を知っておくことです。
知っているだけで、選択が変わります。知らないまま損し続けるのと、知った上でできる範囲でやるのでは、長期的に大きな差が出ます。
お金があれば使ってしまう人もいます。保険の積立すらできない人もいます。それが現実です。
でも「良い借金と悪い借金の違い」を知っていれば、リボ払いを避けられる。「固定費が資産形成の敵」と知っていれば、背伸びした家を買わずに済む。
100点じゃなくていい。ただ、知っておくことが武器になります。
まとめ
- 家・車・保険の固定費が高すぎると、収入が増えてもお金は残らない
- 収入ではなく資産残高を基準に生活水準を決める
- 借金は「良い借金・悪い借金」で判断する
- 本当に必要なものにはお金を使い、それ以外は身の丈に合った生活を続ける
- 100点を目指さなくていい。合理的な方法を知っておくだけで選択が変わる
憧れはあった。でも結局、コツコツ積み上げてきただけです。
特別なことは何もしていません。それでも気づいたら、資産は3,000万円を超えていました。
再現性はあると思っています。
