湘南在住の40代サラリーマン。
壊れない働き方と、ゆるい資産形成の記録を書いてます。

お金の罠シリーズ① リボ払い編—知らないと一生損し続ける仕組み


リボ払いは「借金の中で最も割高」な部類に入る

いきなり結論から言います。

リボ払いは、使い方を間違えると一生お金が貯まらない仕組みです。

大げさに聞こえるかもしれません。でも数字で見ると、そう言わざるを得ない。


使っている人は、確かにいる

リボ払いが損だということは、なんとなく知っている人は多いと思います。

でも実際に使っている人は、確かにいます。

知り合いから「リボで払ってる」という話を聞いたことがあります。身近なところで普通に使われているんだと、そのとき少し驚きました。

エポスカードのATMに入っていく人を見かけたこともあります。自分は絶対使わないので、なぜ使うんだろうと正直不思議に思っていました。

ただ最近は、少しわかる気がしています。「今月だけ乗り切れればいい」という局面は、誰にでもある。その瞬間に一番手が届きやすいのが、リボやキャッシングなんだと思います。

だからこそ、事前に仕組みを知っておくことが大事だと感じています。


リボ払いの仕組み

リボ払いは、毎月の支払い額を一定にする支払い方法です。

たとえば「毎月1万円」と設定すると、いくら使っても支払いは月1万円で固定されます。

一見すると便利に見えます。でもここに罠があります。

支払いが一定ということは、元本がほとんど減らないということです。

なぜか。利息が先に引かれるからです。


具体的な数字で見てみる

残高50万円、月1万円の返済、金利15%のケースで計算してみます。

残高利息(月)元本返済額
1ヶ月目500,000円6,250円3,750円
2ヶ月目496,250円6,203円3,797円
3ヶ月目492,453円6,156円3,844円

月1万円払っても、元本の返済はわずか3,750円。残りの6,250円は利息です。

このペースで完済しようとすると——

  • 完済まで:約10年(118ヶ月)
  • 総支払額:約118万円
  • うち利息:約68万円

元本50万円に対して、利息だけで68万円。支払総額は元本の約2.4倍になります。

50万円の買い物が、実質118万円の買い物になる。これがリボ払いの実態です。


カード会社にとって「最高の商品」

なぜカード会社はリボ払いを勧めるのか。

答えは単純で、リボ払いの利息がカード会社の最大の収益源だからです。

日本クレジット協会の統計によると、リボ払い残高は日本全体で約5兆円規模とされています。金利15%で計算すると、年間の利息収入だけで約7,500億円

カード会社が「リボ払いに設定するとポイントが多くもらえます」と言うのには、理由があります。


「知らないうちにリボ」が一番怖い

最近増えているのが、気づかないうちにリボ払いになっているケースです。

  • カードを作るときにデフォルトでリボ設定になっている
  • ポイント還元率アップのキャンペーンでリボに変更した
  • 「あとから分割」サービスを使ったら実質リボだった

自分のカードがリボ設定かどうか、確認したことありますか?

カード会社のアプリかウェブサイトで「支払い方法」を確認するとわかります。心当たりがある人は今すぐ確認してみてください。


すでにリボを使っている人へ——抜け出す方法

もしリボ残高がある場合、抜け出す手順はシンプルです。

① 残高を確認する カード会社のアプリやウェブサイトで、現在のリボ残高を確認します。

② 繰り上げ返済を申し込む カード会社に連絡すると、残高を一括または部分的に追加返済できます。これが最速の解決策です。繰り上げ返済は多くのカード会社でアプリから手続き可能です。

③ 今後はリボ設定を外す 残高を返済したら、支払い方法を「一括払い」に変更します。この設定変更も多くの場合アプリからできます。

一括返済の資金がない場合は、金利の低い銀行のカードローン(年3〜7%程度)に借り換えるだけでも、利息の負担が大きく減ります。


まとめ

リボ払いについてまとめると——

  • 毎月の支払いが少なく見えるが、利息が先に引かれるため元本がほぼ減らない
  • 残高50万円を月1万円で返すと、完済まで約10年・総利息68万円
  • 気づかないうちにリボ設定になっているケースも多い
  • 抜け出すには「繰り上げ返済」が最速

お金の罠で怖いのは、仕組みが「便利に見える」ことです。

「今月だけ」が、何年もの利息に変わる。その仕組みを知っているだけで、選択が変わります。

このシリーズでは、普通の会社員目線で「知らないと損するお金の仕組み」を続けて書いていきます。


次回:お金の罠シリーズ② ボーナス払い編